モニターアームは欧米から日本に入ってきたためか、関連用語に英語がそのまま使用されています。
その代表的なワードが「ウォールマウント」
ウォール=壁
マウント=設置する、取付する、上に乗せる
すなわち、簡単に表すと「モニターアームを壁に取り付ける」
という意味なのですが、ICWUSAの場合は、ウォールマウントの中でも4つの分類があります。
1.壁にモニターアームを直付けする「ウォールマウント」
壁にネジを直接打ち込んで固定する方法
ICWUSAでは、W3もしくはW2という取付け金具を持つアームがこの方法に対応します。
(ロングアームが持つ取付け金具WT、WT2もこの方法に対応します)
産業機器にアームを取付る場合も、機器の筐体にネジで直付けするこの方法がよく用いられます。
2.壁に取付けたレールにモニターアームを固定する「ウォールマウント」
「ウォールチャネル」「ウォールトラック」(メーカーにより名称が異なる)と呼ばれる専用レールにアームを固定する方法
レールは壁にネジで固定されています。アームの取付金具部をレール内の任意の高さまでスライドさせ、ネジで締め込み固定します。
壁にダイレクトにネジで固定した場合と異なり、レールからのアームの取り外しが可能なため、病院でよく採用される取付方法で、
「ウォールトラックマウント」「ウォールチャネルマウント」と呼ばれることもあります。
ICWUSAではウォールトラックの長さを複数ご用意しています。
- TMD12(長さ12インチ、約30.48cm)
- TMD19(長さ19インチ、約48.26cm)
- TMD23(長さ23インチ、約58.42cm)
- TMD26(長さ26インチ、約66.04cm)
- TMD36(長さ36インチ、約91.44cm)
- TMD50(長さ50インチ、約127cm)
上記1でご紹介したW3、W2などの取付金具を持つアームやロングアームは専用のアダプタを追加することでウォールチャネル、ウォールトラックに取付ることができます。
W3 +専用アダプタ
W2+専用アダプタ
W5
また、W5という新しい取付金具を持つアームを選択すれば、アダプタなしでウォールチャネル、ウォールトラックにダイレクトに取付することが可能です。
*他メーカーのウォールチャネルにも取り付け可能です(詳細はお問い合わせください)
3.医療機器である麻酔器にモニターアームを取付る「ウォールマウント」
医療機器である麻酔器でウォールチャネルが組み込まれている機種には
上記2と同じ方法でアームを取付することが可能です。
右の写真はその一例です。
注意点1
麻酔器の場合、機器の高さ自体に制限があるため、チャネルの長さが短い場合があります。このような場合は、W2、W3ではなく、約9㎝の長さのW5という取付金具を持つアームをおすすめします。
注意点2
ウォールチャネル以外の独自の規格のレールやトラックを持つ麻酔器に対しては、W2もしくはW3と専用のアダプタを組み合わせることでアームを取付ることができるようになります。
4.レール内をスライドさせて自由にアームの高さ調整ができる「ウォールマウント」
専用のレールにスライダー付アームを通すことでレール内での移動・固定が簡単に行えるICWUSA独自の技術で作られたウォールマウント
専用レールはネジで壁に固定します。
作業者のエルゴミクスを重視する米国のメーカーならではのスタイルです。特に複数のスタッフが共用する施設におすすめです。
アーム1本、2本でも製作可能、対応するアームも数多くありますので、施設ごとに最適な機種をお選びいただけます。
ASUL550-T36D-KPP-A2
ASLTP-T19-A1
まとめ
ICWUSAのウォールマウントには、
1.壁にモニターアームを直付けする「ウォールマウント」
2.壁に取付けたレールにモニターアームを固定する「ウォールマウント」
3.医療機器である麻酔器にモニターアームを取付る「ウォールマウント」
4.レール内をスライドさせて自由にアームの高さ調整ができる「ウォールマウント」
3は壁じゃないのでは?という方もいらっしゃると思いますが、使用するアームはウォールマウントタイプになりますので、その点はおおまか分類ですのでご了承ください。
難しすぎてよく理解できない、という方もいらっしゃると思いますが心配ありません。
私どもの代理店にお気軽にご相談いただければ、上記5つのポイント以外の詳細もヒアリングさせていただいた上で3000種類以上の中から最適な1台をご提案させていただきます。
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